【早稲田生アスリート】ワールドカップへ向けた意気込みとは?早稲田祭についても触れます。
こんにちは、ソラです。
風が涼しく、肌寒いになってきましたね。
今回は、ワールドカップ遠征へ向かう、意気込みを書いていこうと思います。
フィンランドでの開幕戦
ノルディック複合のワールドカップの開幕戦はフィンランドのルカという場所で行われます。複合だけでなく、ジャンプやクロスカントリースキーのワールドカップも同会場で開催されるため、様々な競技を見ることができ、面白い場所だと思います。
フィンランドのルカは、高校生の時の岩手県スキー連盟の合宿中ワールドカップ観戦をしにに何度か訪れたことがあります。
ルカは例年、風が強く、試合が長引いてしまうことが多々あります。
私自身、ワールドカップの観戦には3回ほどいきましたが、実際に最初から最後まで、試合を見れたのは、1回のみでした。
ワールドカップの開幕戦ということもあり、ファンが駆けつけ、会場のセットやDJの音楽も盛大に盛り上がっています。
マッカラというでかいソーセージを食べながら、世界トップレベルの戦いを間近で感じ、将来のイメージをしていたのを思い出します。
さて、今年はワールドカップ開幕戦ルカ大会に選手として参加します。
ついに、開幕戦からワールドカップで戦うことになりました。
昨シーズンはワールドカップポイントの獲得(30m番以内になるともらえるポイント)を1回しか取ることができませんでした。
なのでまずはワールドカップポイントを開幕戦からしっかりと獲得することを第一ステップとして頑張りたいと思います。まずは1歩ずつ。
そしてルカ開幕戦3連戦で、8位内1回もしくは、15位以内2回を達成します。(宣言)
今シーズンは北京オリンピックもあり、代表選考もかかっているので、ワールドカップでの成績が大事になってきます。
しかし!!!私自身にできること、それは自分の実力を発揮できる準備・実力を発揮するために「今。ここ」に集中すること。のみだと思っています。
そう、自分自身との戦いです。特にスキージャンプは技術系の競技であるため、モチベーションが高く、覚醒水準が高すぎるよりは、冷静に考えることができる方が競技の特性上有利に働きます。
風・天候など外部要因も大きな屋外競技ですが、外部に意識が飛んでしまうと、「今、ここ」に集中することができなくなってしまいます。
自分自身の感覚、すべきことに集中して取り組むことが非常に大切なのです。
これは、スキー以外でも通じることではないでしょうか。
人と何かを比べたり、外部の環境に目がいくことは決して悪いことではありません。しかし、その影響から自分自身がすべきことが疎かになることはあまり賢い選択とは思いません。
焦らず、自分と向き合う強さ。
成長を続けなければならない
昨シーズン、私自身の開幕戦は北海道の名寄市でした。名寄のジャンプ台、クロスカントリーコースは毎年訪れるため馴染みもあり、個人的には過去の成績も良い場所です。
昨シーズンも例年通り、名寄温泉サンピラーという場所に泊まり、例年と全く同じ調整方法で大会に臨みました。
同じ調整方法であれば、またいい成績が残せるから、徹底してルーティーンを繰り返そう。そういった思いで取り組みました。
しかし、ジャンプの調子が上がらない。焦りました。。。(名寄の前の合宿の調整の失敗もあると思います。)
焦りに焦りながらも、コーチに夕食後にアプローチの姿勢(助走路の姿勢)を確認してもらったり、ジャンプ動画の確認をしたりして、なんとか開幕戦はギリギリ許せる内容のジャンプをすることができました。
しかし開幕2連戦の2日目、天候の悪さに対処できず、過去最悪の結果となりました。
ここで学んだことは2つあります。
- 変化を恐れてはならない。
- どんな状況でも自信の内面に集中する
具体的に解説します。
変化を恐れてはならない。
変化を恐れない。当時の私は、過去の成功体験から方程式を導き出し、方程式に従って答えを導き出せば、答えは良い結果として現れるという考え方でした。
しかし、メンタル面、技術面、フィジカル面は1年1年、いや、1日1日、数分おきに変化していきます。
そう考えると、過去のシーズンと同じ調整方法で良い状態を作り上げるのは難しいですよね。
夏のシーズンから技術改善で取り組んできていたことを過去の成功体験に縛られ、逆に壊してしまっていました。
ここでの変化を恐れないとは、ルーティーンが悪いというわけではありません。
その時、その場所、気候、気分によって柔軟に対応し、良い状態に持っていく。
これが大切なのです。
1本の芯があり、様々な枝(引出し)を活用できると、良いのではないかと考えています。
そして、常に向上心を持つこと。現状に満足せず、さらに上を目指す。満足してしまっていたら成長はありません。変化を恐れないとは、成長を続けることだと思います。
<>どんな状況でも自信の内面に集中する</>ただの箇条書き』
これは冒頭部分でも触れましたが、試合では、外部環境がどのような状況でも、まずは自分自信の内面に集中することが大切だと思います。
早稲田祭2021をオンラインでみた。
話は一旦、番外編へ。
11/5~11/7にかけて早稲田祭が行われました。今年はオンラインと対面のハイブリット開催だったのですが、私は秋季遠征後の自主隔離期間だったので、YouTubeにて視聴しました。
早稲田祭は例年約20万人が訪れる、国内最大級の学園祭です。
2019年、私が大学1年の時、早稲田祭最終日に早稲田キャンパスに訪れ、実際に早稲田祭を見てきました。どんなアークルがあるのか、どんな雰囲気なのか、パフォーマンスのレベルはどうなのか、規模感は?何も知らずにノリで行き、Ending Festivalのチケットを貰い、見に行きました。
そう、圧倒されました。
男女チア、ダンスサークル、大道芸、ミュージカル、実行委員の「学生注目」、紺碧の空。
今まで本気でやるのは部活でサークルは緩く。というイメージがありました。
しかし、パフォーマンスの情熱、心から楽しんでいる表情、早稲田生の熱量、思い。
早稲田生の熱さを感じ、最高な気分で西武池袋線で帰った思い出があります。
色々な人がいて、それぞれが違った場所で、輝いている。頑張っている。悩んでいる。価値観がある。思いがある。
1色の色をひたすら追い続けている自分。そこに虹がかかったような気分でした。
そんな早稲田祭が今年はオンライン配信もしていたので、ちょくちょく生配信を見ていました。やはり実際に見るのとオンラインでは迫力も雰囲気も足りませんが、雰囲気は楽しむことができました。男祭りと早稲田王を見逃したのが心残りですが、、、、
早稲田王は勇気と根性が必要なので見るだけでいいですが、男祭りは出場してみたいなと思っています。(出れないと思いますが、)
男祭りって何?って思いますよね笑
男祭りは、赤ふんどし一丁で自分の夢を叫ぶ「夢叫び」をする祭りです。学生の熱い夢が聞けるので、ぜひ、YouTubeで一度見てみてくだい。
ヒントは意外な場所から
ヒントは意外な場所から見つかることもあります。それは、人から、本から、勉強から、YouTubeからなどなど。
だから、色々な人と関わったり、沢山の本を読んだり、ホットな話題を勉強したり、色々なものにチャレンジしてみることが大切だと考えています。
特に、色々な人の価値観に触れる、賢人の本を読む、最新のテクノロジーを勉強する。この3つからは今まで多くのヒントを得てきました。
スティーブジョブスも言っていましたが、
「点を繋げる」
一見関係ないような事柄、出来事でも、いつかそれが意味を成す。そう考えると、楽しいです。
横軸、縦軸の2次元で考えるのではなく、奥行きも足して3次元として立体的に物事を捉えることができれば、今まで見ることができなかった角度から発見することができます。
私自身も、色々な価値観に触れ、勉強し、点を増やし、立体的な考え方、深みのある人間になりたいと思います。
開幕戦まで、3週間を切りました。(11/8現在)
今後はフィンランド各地で雪上練習を行い、強化活動をしていきます。
まずは、安全・健康に気をつけること。
体調管理を徹底して、疲労が溜まり過ぎないうようにすること。
強化すべき点を集中して強化すること。
ワールドカップ、北京オリンピックへ。そしてメダルへ。
サマーシーズンは過去最高の練習環境で、悔いのないトレーニングをしてきました。自分なりに、全てをスキーに捧げ、紙を1枚1枚重ねるように日々を過ごしてきました。
両親をはじめ、所属先の早稲田大学スキー部、高校3年からスポンサーである、アントレーブ株式会社及川様、今シーズンスポンサーになっていただいたTHE HAKUBA COMPANYの橋本様、コーチ、友人、ファンの方々、多くの方々に支えられていることに感謝しています。
自分の目標、夢へ向かい、今シーズンも精一杯、全力で挑戦していきます。
岩手から世界へ。
俺はチャレンジャーだ。
自分自身に勝つ。
相手にも勝つ。
夢を、希望を。一歩踏み出すきっかけを。
強い人が勝つのではない。
「私は勝てる」そう信じた人が結局は勝つのだ。
ナポレオンボナパルトはそう言っていたそうです。
最後に
いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。
皆様の応援が、いつも私の背中を押し、苦しい時、悩んでいる時、もう少し頑張りたい時に力になります。
私のこのブログを通し、何か考えるきっかけになっていただければ嬉しいです。
インスタグラム、ツイッターもしています。
是非、ストーリーにあげたり、リツイートしたり、コメントしたりしていただき、背中を押していただけるとありがたいです。
それでは、遠征楽しんで、頑張ってきます!!!!!
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